2021年1月3日日曜日

歴代胸ぐらキャリーチーム集

胸ぐらキャリーとは

なにかの韓国語をGoogle翻訳した結果生まれた単語。1vs9など、1人でチームをキャリーする行為を指す。俺以外に使っているのを見たことはない。

歴代胸ぐらキャリーチーム(基本的に2017年以降、太字が胸ぐらキャリーしていた選手)

2016~2017 LPL IG

ミッド Rookie
他 有象無象

Rookieは2015年に中国に渡って以降常にモンスターのような働きをしていたが、ずっとチームメイトに足を引っ張られ仕事に見合う結果が得られず、世界的に見ても実力の割にいまいち知名度に欠けていた。

それでも2017年夏にTheShy、Ning、Baolonと徐々に揃い始め、2018年に年齢問題をクリアしたJackeyLoveが加入して以降ようやくRookieが報われるようになり、2019年のMSI敗北まで世界最強クラスのチームとして君臨し続けた。

2015~2018 LPL QG JDG RWなど

ミッド Doinb
他 有象無象

2019年に一躍脚光を浴びたDoinbだったが、実はそれまでのシーズンでも素晴らしい活躍をしており、2017年の春はシーズンMVPを獲得している。しかし世界大会にあと一歩まで届かないシーズンが続いた。結構な苦労人である。

2016 NALCS Summer Playoff ~ 2016 World C9

トップ Impact
ジャングル Meteos
ミッド Jensen
ボット Sneaky
サポート Smoothie

どちらかというとタンクをピックしてチームを下支えする印象が強いImpactだが、この期間は残りのメンバーが不安定に揺れる中で会うトップレーナーを毎回ソロキルし当時最強クラスだったIMTを2度撃破するなどC9をWCSへと導く原動力となり、WCSにおいてもベスト8進出に大きく貢献した。ついた異名は「Top Die」。

2017 LJL Spring DFM

トップ Yutapon
ジャングル Paz/ShrimP
ミッド Ceros
ボット Zerost
サポート Vivid

シーズン1位抜けしたものの、歴代でも弱いほうに入るDFM。2017年以降では間違いなく最弱だろう。

このシーズンはとにかくYutaponがTPなどのプレイメイクで試合を動かす、それ以外に明確な勝ち筋がない、悲しいチームだった。

案の定決勝で3タテされてしまったが、このシーズンに関しては間違いなくEviよりYutaponのほうが優れていたと思う。次シーズン以降再びボットにコンバートしてしまったが、トップレーナーとしてのYutaponも見たかった。

2017 NALCS Summer C9

トップ Impact/Ray
ジャングル Contractz
ミッド Jensen
ボット Sneaky
サポート Smoothie

このシーズンのC9はトップ、ジャングル、ボットのパフォーマンス低下がひどく、プレイオフ進出も危ぶまれていたが、今まで起伏が激しかったJensenが毎試合のようにレーンで相手をソロキル、少数戦でゴールドを稼ぎ集団戦でもキャリーするという八面六臂の活躍で見事プレイオフに滑り込んだ。プレイオフでは特に高いパフォーマンスを発揮していたオリアナがB/Pで封じ込められて負けてしまったが、それだけで負けてしまうのがこのシーズンのC9を象徴している。

このシーズンのJensenは歴代のLCSでもっとも優れた選手だったと思う。どれくらいすごかったかというと、優勝したTSMのミッドレーナーであるBjergsenを抑え、オールプロ(ベストナインみたいなもん)のミッドレーナー1位に選ばれたぐらい。Bjergsenは実力もさることながら人気が非常に高く、このシーズンも高いパフォーマンスを発揮していたからこそ、凄さが際立つ。残念なことにシーズンMVP投票はBjergsenに僅差で敗北してしまった。オールプロ1位以外のレーナーがMVPに選ばれたのはこのシーズンだけだと思うし世界でも類を見ない。後年インタビューで「記録に残らないと時間が経てば忘れられてしまう、だから選手は常に正当に評価されるべきだ」と語っていたが、非常に重みがあった。

2017 World SKT T1

トップ Huni
ジャングル Peanut/Blank
ミッド Faker
ボット Bang
サポート Wolf

この大会のFakerは非常に素晴らしく、どのチャンプを使っても1.5人前以上の実力を発揮していた。惜しむべくは大会が屈指のクソメタと言われるアデセンメタであり、重要なボットのBangが絶不調だったこと。ミッド1人ではどうにもならなかった。

2018 MSI TeamLiquid

トップ Impact
ジャングル Xmithie
ミッド Pobelter
ボット Doublelift
サポート Olleh/Joey

いつも国際大会になるとパフォーマンスが落ちると言われたDoubleliftだったが、この年のMSI以降2019年のWorldに至るまで本来の実力を発揮し続けた。惜しくもグループ敗退してしまったが、世界におけるDoubleliftの評価が変わるきっかけとなった。

2018 MSI KZ

トップ Khan
ジャングル Peanut/Cuzz
ミッド Bdd
ボット Pray
サポート Gorilla

MSIに入るまでは間違いなく優勝候補と言われたが、Bdd以外の選手のパフォーマンスが低調に終わり、グループステージ3位抜けという屈辱を味わされた。

その中でもBddは常に高いパフォーマンスを発揮し、決勝までチームを引っ張ったが、この大会は旗メタと呼ばれるなかなかのクソメタであり、旗を積んだメイジ、果てはタンクまでミッドに現れるなどミッドレーナーにとっては厳しいメタだった。

この大会でRNGに敗れて以降、韓国は2020年のWorldで世界一の栄光を手にするまで苦難の道程を辿ることとなる。

2018 LCK Summer JAG

トップ SoHwan
ジャングル Umti/KaKAO
ミッド Grace/Justice
ボット Teddy
サポート Nova

2018年以降特にTeddyのワンマンキャリーチームとなったJAG、あまりの不遇さから「人間ネクサス」という異名までついた。プレシーズンの大幅変更によってボットの影響力が削がれたこのシーズンは降格寸前まで行ってしまった。

Teddyはこの年を最後にSKTへ移籍、翌年本体がいなくなったJAGは2シーズン通じて1勝35敗と歴代級の記録を叩き出し、最終的に降格へと追い込まれた。

2019 LEC Spring SK

トップ Werlyb
ジャングル Selfmade
ミッド Pirean
ボット Crownshot
サポート Dreams

ルーキーながらとんでもキャリー力を発揮、勝利した試合のほとんどのMVPをSelfmadeが獲得した。その実力を見込まれ翌年Fnaticへ移籍した。Selfmadeがいなければ間違いなく最下位を争っていただろう。

2019 LCK Spring AF

トップ Kiin
ジャングル Spirit/Dread
ミッド Ucal/SSUN/Brook
ボット SSol/Aiming
サポート Jelly/Proud/Senan/Spirit

メンバーを見ても分かる通り、Kiin以外全く固定できなかった。大きな要因として、Spirit以外にコールができず、サポートにまで回る始末だった。そのSpiritもパフォーマンスがあまりよくなかったため、自然とKiinのワンマンチームになってしまった。なおこのシーズンのLCKは昨年WCSに進出した3チームが7~9位フィニッシュという珍現象が起こった。10位はJAG

2019 LCK KT

トップ Smeb/Kingen
ジャングル Score/Umti
ミッド Bdd
ボット Pray/Zenit/Gango
サポート Snowflower

この記事2回目の登場。

メンバーを見ると信じられないが、Bdd以外よろしくなく、春は降格戦まで追い込まれた。BddはLCK全体のミッドレーナーでもトップクラスの指標を叩き出していたが、もはやミッド1人でどうこうできる時代ではなくなってきていたということなのだろう。

この年は監督やコーチが全く機能せず、実質的にSmebが1人でチームをまとめていたような状態だったらしい。パフォーマンスの低下も致し方なしである。

2019 LPL TOP

トップ 369/Moyu
ジャングル Xx
ミッド Knight(Knight9)
ボット LokeN
サポート Ben

この年のKnightは実質ルーキーシーズンながら素晴らしい活躍を見せ、夏に至ってはシーズンMVPまで獲得することになった。しかしBdd同様、ミッド1人でどうこうするのは難しくなってきていた。翌年Karsa、JackeyLoveが加入し世界最強クラスのチームとして君臨している。

2020 LPL Spring V5

ミッド Mole
他 有象無象

このシーズンのV5は歴代のどのチームよりも弱かったと思う。ミッドのMoleの孤軍奮闘ぶりが目立ったが、残りの選手が常に敵だった。そもそも本来のポジションではない選手が多くいるなど、もはやプロチームとしてどうなんだろうという酷さでレギュラーシーズン0勝16敗、Bo3にも関わらずセット勝敗1-32というJAGを超えるかもしれない歴代級の記録を叩き出した。

なお夏は他のチームのサブなどから引っ張ってきた選手が奇跡的に噛み合い、世界大会寸前まで食い込んだ。誰も予想していなかっただろう。

2020 LCS Summer TSM

トップ Broken Brade
ジャングル Spica
ミッド Bjergsen
ボット Doublelift
サポート Biofrost

常にTeam "Solo" Midと呼ばれることが多かったTSM。この年のプレイオフはBjergsenの神がかったパフォーマンスによって久しぶりにLCS優勝を手にすることになる。2020のWorldを最後に引退してしまったが、まだまだ第一線でやれたと思う。

2020 LEC Summer Origen

トップ Alphari
ジャングル Xerxe
ミッド Nukeduck
ボット Upset
サポート Destiny/Jactroll

2020年、AlphariはWunderやBwipoを押さえオールプロチームのトップ1位に春夏ともに選ばれる素晴らしいパフォーマンスを発揮したが、ミッドとサポートが重すぎて最下位に沈んだ。結局Nukeduckを残しチームは空中分解することになる。このメンバーで10位って一体…

2020 LEC  Summer Excel

トップ Kryze
ジャングル Caedrel
ミッド Special
ボット Patrik
サポート Tore

昔のTeddyを彷彿とさせるPatrik、とんでもないキャリー力を発揮し、プレイオフに進出できなかったにも関わらず、オールプロチームのボット1位に選ばれた。

Rekklesが抜けたFnaticが獲得しようとしたが、チームが引き止めたらしい。彼が報われる時は来るのだろうか。

あとがき

寝れるまでの暇つぶしで書いたが、思ったより長引いてしまった。

書いてて思ったけどメタの変更って結構な影響を及ぼすということと、LoLはチームゲームなんだなと改めて印象に残った。

気が向いたら追記するかもしれない。

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