大会以外の記事を書くのは非常に久しぶりである。
なぜこの記事を書くに至ったか、単純に脳内でそこそこ客観的な分析ができて、それをどこかしらに放出したいと考えたからである。
現状
19勝14敗
ゴールド4 39LP → ゴールド3 86LP
実はS9にジャングルムンドの力により、万年シルバー3を脱し、ゴールド4に昇格していたのであった。
本当はS9のメインロールであったジャングルで回すべきなのだが、プレシーズンのジャングルの変更が大きいことに加えまだ変わる可能性があること、プロのリプレイも出揃っておらずどのムーブが強いのかイマイチ判別つかないことから、サブロールで回していたサポートをメインにして回すことにした。
現状の結果を踏まえると、勝率57%と悪くない数字である。このまま回し続ければ少なくともゴールド2まで行けるかもしれない。
一方で、明確な課題が俺の前に立ちふさがっていた。
露骨な勝率差
以下が現在のプレシーズンのチャンピオン別勝率である
ノーチラス 13勝3敗
ラカン 3勝3敗
ブラウム 1勝5敗
タム・ケンチ 1敗
セナ 2勝
アリスター 2敗
見て分かる通り、現状ノーチラスOTPと言って差し支えない。ノーチラス以外では6勝11敗という惨状である。現パッチ最強格のレオナをピックしていないのは、ファーストピックでない限りBANしているため。つまりはそういうこと。
俺はノーチラスOTPになってしまっている原因を複数考えた。
1.俺がガーディアンというルーンを未だによく理解していない説
ブラウムが特に露骨だが、ガーディアン選択時の勝率が本当にひどい(4勝9敗)。これは俺が何回Wikiを読んでも、中立モンスター相手にガーディアンを発動させ、レーン戦で勝手な不利を被っていることからして、全くガーディアンを有効活用できていない、キーストーンなしで戦っているという説。実際意識して発動させた記憶がないのでわりと有力。
2.単純に現状のパッチノートにおけるソロキュー勝率と相関があるだけ説
これはシーズン9ランクでも、当時OPだったムンドバスに乗って行ったことから考えられた説である。
シーズン9のジャングルピック時のチャンピオン別勝率は以下の通り
ムンド 20勝9敗
シヴァーナ 4勝3敗
ヌヌ 4勝2敗
スカーナー 1勝2敗
エコー 確か1敗
J4 1勝
ヘカリム 1勝
グラガス 1敗
書き出してから驚いたが、思った以上に全体的な勝率が良かった。ムンドOTP説を推すつもりだったが、これでは書きようがない。基本的にTierの低いチャンプ(S10のプレシーズンにおけるブラウム、アリスター、タム・ケンチのようなチャンプ)を使ってない以上、単純にソロキューで強いピックは正義だという至極当たり前の結論を補強しただけである。
Tierの低いチャンプを使って高い勝率を叩き出せたとも思わないが、それにしてももう少し滑らかな推移を描いてもいいはずである。あまりに現状のサポートピック勝率が極端である。
3.俺の基本的なサポート勝ち筋ムーブと負け筋ムーブとの相関
今シーズンの試合を振り返ってみたが、どうやら俺の大きな勝ち筋ムーブは一つ。
低レベル時に敵ボットをキル→5靴購入→隙を見てミッドにロームしたり、ジャングルと一緒に動くことで、ジャングル差やミッド差を作って試合を壊してもらう
このムーブは、ノーチラスやスレッシュ、ブリッツなどのフックチャンプにおいて非常に強力である。一方で、タム・ケンチやブラウムでこのムーブを行うのは少々難しい。
あと、味方が勝っているときのバス乗りムーブもなんとなくできているが、これは勝ち筋ムーブとは呼ばない。
問題は敵レーンを早い段階で壊せず、他レーンが負けた or そもそもボットレーンで負けた、この2つの場合、本当に勝率がひどい。
パッと見返しても、負け試合はこの2つに分類される。
そもそもサポートというロールが、負けているとき、非常に無力なロールであるというのはなんとなくわかるし、特にブラウムやタム・ケンチなど味方依存の激しいチャンプはその傾向が強い。ただ、それにしても中盤まで不利を背負った試合、自分でキャリーして勝ったと自負できるのは1つだけである。今のところ(奇跡的に)俺のスローで負けた試合が(都合よく)記憶にないということを踏まえると、中盤以降、不利を背負っている場合の勝率、1勝14敗である。これは尋常ではない。唯一の1勝はメイクプレイが可能なラカンの試合である。
以上のことや、今までの試合を大まかに振り返って浮かび上がる反省点と改善案
1.自分が味方ADCを下手くそだと思っているランクにいるときに、味方依存の激しいピックを行わない
やってて思うが、ゴールド4とゴールド2のADCは差を感じる。ゴールド3はわからん。なんというか、ゴールド4は下手くそでゴールド2は上手い、のである(?)。ランクが上がるにつれて、味方のADCが上手くなっていくのは感じるし、直近の試合では、味方ADCの上手さに助けられてレーンを壊せたものもあった。
2.そもそもソロキュー勝率が低いチャンプをピックしない
俺が同レート基準でフィジカルが足りていないのは自明である
3.負けているときは、負けているなりの最善ムーブをする
これが一番の反省点かもしれない。
俺は、レーン負けたのに、勝っている顔ムーブを行う、あるいは味方が弱いのに、やはり勝者ムーブをしようとするきらいがある。焦らず、相手のミスを拾っていくこと、負けているのにオラつかないこと、この2点
4.味方の位置を把握してエンゲージする
レーンでも少数戦でも集団戦でも同じ。レーンは味方ADCと敵2人との位置関係をよく考える。これはシーズン9までと比べて最も改善されたが、一方で完全に治ってはいない。特に負けているとき、Tiltしているときに自明。勝っている時のスローの一番の要因でもある。現状でも最もよくない点。
5.ちゃんとピンを出す
最近気づいたが、意外にも味方はピンを聞いてくれるし、ピンを出せている試合は、かなり勝率がよい。俺たちはVCしていなくて、あくまでもソロキューである上で、最低限のコミュニケーションを取らないといけないことは常に念頭に置く。
6.ピックを変える
まずスレッシュ、パイク、ブリッツの練習をするという案は、早々と却下された。理由?自分のフックセンスを全く感じないので。じゃあなんでノーチラスをメインチャンプに据えているのか、ノーチラスのフックの当たり判定はインチキである。
アリスターは、未だにWQが安定しない、加えて先出しピックが安定しない(ソラカに完封された、E強すぎ)
他のチャンプ。オーン、マオカイ、ガリオサポートに可能性を感じている。これらのチャンプ、そこまで難しくない、サポート適正がある、ダメージが出せる、比較的先出しできる、この3点。シェンは勝率が低い上に難しいので却下。
メイジサポート、ピールサポートは、そもそも俺がレンジを選択したときのレーニングの酷さが未だ改善されていないので却下。セナは出しどころがわからない。
7.ガーディアンを意識してプレイする
ガーディアンがメインルーンのチャンプ、ラカン以外ソロキューでは深海に沈むままなのではないか、という説はある。ラカンはまだ勝率がまともである。ただ、ブラウムの勝率が上がっている(49.92%)こと、ブラウムの負けた3敗は直近のバフ後のピックであることを考えると、やはり俺が全くガーディアンを使えていない説は有力であり、今後のことを考えても、使えるようになっている必要はあるのではないのだろうか。
8.サポートというロールをやらない
TheShyがインタビューでサポートはソロキューでやる価値のないロールと言っていた。TheShyが言ったというだけで非常に説得力が増す。同義語:Dopaが~。
どうすればいいのかよくわからない点
1.勝っていても負けていてもADCを放置する傾向にある。
俺が現状ADCに協力要請ピンをほとんど出しておらず、ゴールド4ADCのマクロは軒並みカスなので、なぜか取るオブジェクトのない側のサイドレーンで一生ソロファームする人間が多いのが要因。もっとピンを出すべきというのはまぁそうなのだが、ただ、特にこの傾向が顕著であるノーチラスの勝率が高い以上、治すべき点なのか、俺の特色というべきかはわからない。あと、LoLプレイヤーは、オブジェクト判断ではない、個人に対する指示ピングに対しては、自分が非難されていると感じる傾向が強く、あまり聞いてもらえない気がする。実際俺も個人的にピングを打たれるとそこそこイライラする。LoLはチームゲームなのにソロキューはどこまでも個人戦なのだ、難しい。
→味方のウェーブと同じラインの森にワードがあるとサイド食べやすいので助かります、という意見をもらった。確かにロームする前にオブジェクトのない側でも深い位置にワードを置くことはとても大事かもしれない。ソロキューは基本的にローテーションもクソもないので、ADCが仕方なく逆サイドでファームをする場合もあるだろう。これはADCに限らず、トップがスプリットプッシュする場合もそうなので序中盤に限らない。
感想
1.サポートロールはジャングルの経験が役に立つ。
ジャングルを経験したおかげで、オブジェクトに対する意識がよくなったこと、あとジャングルの考えが少しはわかるようになったこと、これは結構大きい。事実、シーズン9におけるノーチラスサポートの勝率は11勝9敗であったが、プレシーズンはランクが上がっているのにも関わらず、13勝3敗である。シーズン9はずっとノーチラスサポートがOPだったことを踏まえれば、改善されてると言っていいだろう。
あと、ジャングルをやるにあたって、GriffinのTarzanのリプレイ動画をそこそこ見たことによって、全くわからなかった赤トリンケットの使用方法も多少は改善された。彼は本当に赤トリンケットの使い方が上手いので、ぜひ参考にしてほしい。というかTarzanはなんでも上手い。
2.CoreJJのサポート講座は本当に役に立つ
ワードの置き方以前に、ああいうことをサポートの人は知るべきである。
日本語訳があるのも神。
Please Riot
レベル30の刺客、つまり振り分け戦をしている人間をゴールド3~4あたりの試合に配置すること、本当に勘弁してほしい。
レベル30を引いたほうがかなりの確率で負けている。本当にうんざりする。もしこのレベル30がスマーフだったら、それはそれでカスである。
そして、これはゲーム開始当初からずっと改善されていない。するならするで、振り分け戦10戦目でゴールド4帯の人間を最終的にブロンズ1に配属しないでほしい。この前ブロンズ1が試合に混じっててビックリしたがこういうカラクリだった。
追記:有益な情報
・サポートは最悪ADC見捨てて走りまくってたらまあまあ勝てる
・ソロランクでADCが信用できないけどドッジはしたくないって時は、オムニストーンバードがいい。プレデターが出た時に必ずロームする。プレデターパイクでもいい。今もそうなのか知らんけどオムニストーンのプレデターってバグってて、相手を攻撃しないと2回発動できる。だからローム決まらなくてもさっさと戻れる。Gankされたら喫煙所から逃げられるし、逆に喫煙所から回り込みGankもできるからバード熱い。ビルド幅広くて自分でダメージ出すことも完全なサポートになることも、タンクになることもできる。おすすめ。