2018年9月18日火曜日

2018 WCS チーム紹介

LoL

あんまりよく見ていないので簡潔に、5大リーグだけ

LCK(韓国)

1st Seed:KT Rolster

Top:Smeb
Jungle:Score/Rush
Mid:Ucal/Pawn
ADC:Deft
Support:Mata

2016年末に、Score以外を全員放出し、Smeb、Pawn、Deft、Mataといった各ロールのスーパースターを集め、打倒SKTを掲げた2017年だったが、最後の最後まで中盤以降のコミュニケーションエラーが解消できずにWorld進出を逃してしまう。

雪辱に燃える2018年、夏を1位で突破し、決勝でGriffinを破り、久々の優勝を手にした。

どの選手の実績も疑いようがない、優勝候補筆頭である。

注目選手:Score

選手としては非常に長いキャリアを誇り、最強ジャングラーの一角とされてきたScoreではあるが、実は今回の優勝まで一度もLCKを制覇したことがない、もっというとWCS出場もまだ2回目である。

去年、ずっと辛酸をなめ続けたAmbitionがサモナーズカップをついに手にした、今度は彼の番である。

2nd Seed:Afreeca Freecs

Top:Kiin
Jungle:Spirit/Mowgli
Mid:Kuro
ADC:Kramer/Aiming
Support:TusiN

ずっと中堅チームといった立ち位置で、去年もMaRin,Spirit,Kuroを獲得するも、WCS出場までには手が届かずMaRinはチームを去り、終わったと思われたが、Ever8から獲得したKiinが想像のはるか上のパフォーマンスを発揮、MaRinの穴を埋めてなお余る活躍をみせ、チームもChampionship pointでWCS進出を決めた。

新メタの開発が非常にうまく、LCKにしては珍しく独特のピックが持ち味、今回のWCSでも旋風を巻き起こしてくれることだろう。

注目選手:Kiin

おそらく今大会最強トップの1角、まぁSmebとCuVeeも化物なのだが、今年のパフォーマンスだけでいえばKiinが一番だったと思う。

3rd Seed:Gen.G

Top:CuVee
Jungle:Ambition/Haru
Mid:Crown/Fly
ADC:Ruler
Support:CoreJJ

中身は去年の覇者SSG、スポンサーが変わっただけで去年との変更はミッドのFlyがいるかいないか。

春は低調なパフォーマンス、夏はあのFlyを起用し、奇跡的にうまくハマるも、PlayoffでAFsに敗れてしまう。

誰もがGriffin(夏に2部から上がってきたチーム、フィジカルがとても高い)が上がることを予想したGauntlet(地域代表決定戦のこと、ようは主要リーグの3rd Seed争い)で、HaruとCrownを起用、見事Griffinを破り、その勢いでKZ(去年夏1位のLZ、今年も春1位抜けしたが全体的にメンタルが弱い)をけちょんけちょんにして、3年連続でも3rd Seed進出を決めた。

注目選手:Ruler

3年前はルーキーADCとして華々しいデビューを飾る一方で、好不調の波が激しかったものの、彼ももう3年目、誰が世界最強ADCなのか、わからせるときがやって来た。

LPL(中国)

1st Seed:Royal Never Give Up

Top:Letme/Zz1tai
Jungle:Karsa/Mlxg
Mid:Xiaohu
ADC:Uzi
Support:Ming

チームオブUzi

どれだけ負けていても、Uziにゴールドを集めて、集団戦をひっくり返す。

メタが合致した今年のMSIで悲願の初優勝、タイトル総なめを狙う。

注目選手:Uzi

RNGの本体、神。レーンがめちゃくちゃ強く、集団戦が死ぬほど上手い。

2nd Seed:Invictus Gaming

Top:TheShy/Duke
Jungle:Ning
Mid:Rookie
ADC:JackeyLove/WXZ
Support:Baolon

春夏通じてレギュラーシーズン36勝2敗の最強チーム。

なんでMSIに出てこなくて夏も2位抜けなのかというと、PlayoffでのADCのJackeyLoveのパフォーマンスがクソだから。

夏もウルフと優勝をトレードし、RNGを1位へと導いた立役者である。

(本人の名誉のためにいうと、弱冠17歳で、本来のパフォーマンスを発揮すれば、Uzi以外では今大会ナンバーワンクラスの実力は持っています。)

この重たいADCを抱えても春夏ともにPlayoffでRNGを2-2まで追い詰めることができたのは、Midが世界最強だから。

古来のLPLらしいフィジカルガイジの集団で、チームとしても波が激しい、プレイヤーでいえばTheShyとJackeyLove、Ningもちょくちょくやらかす。

注目選手:Rookie

初めて聞く方をいるかもしれない、WCSも2015年以来久々の出場となる。

ルーキーシーズンの2014年夏にKTの一員として当時最強と謳われたSSBを破り、2015年のLPL移籍後は、最強のMidとして君臨し続けている。

バカげたレーンの強さ、ゲーム全体への影響力、実力でいえばFakerに勝るとも劣らない。

3rd:Edward Gaming

Top:Ray
Jungle:Haro/Clearlove
Mid:Scout
ADC:iBoy
Support:Meiko

もはやWorld常連のチーム、今年はRW(Super Carry DoinbとSmlzのチーム)やJDG(夏躍進し、PlayoffでIGを追い詰めた)の躍進で進出が危ぶまれていたが、経験の差がものを言ったのか、Gauntletを勝ちぬき3rd Seedでの進出を決めた

正直このレベルのチームがPlay inに出てくる事自体がおかしい、別にEDG自体が特別弱くなったという印象はなく、他が強くなったという感じである

注目選手:Haro

謎の選手、今までEDGがWorldで本来の力を発揮することができなかったのは、JungleのClearloveのパフォーマンスが国内と比べて、落ちるからだ、と言われてきた、彼が入って何かが変わるのか、注目である

EU(ヨーロッパ)

1st Seed:Fnatic

Top:sOAZ/Bwipo/Expect
Jungle:Broxah
Mid:Caps
ADC:Rekkles
Support:Hylissang

こちらもWorld常連のチーム、今年は2015年以来の1位抜けでの出場となる。

大きく変わったところといえば、Caps、去年はビッグプレイもするけどミスもする、不安定な選手だったが、MSIで一皮むけたところ見せ、今年に関して言えば、KR勢を除けば、最強のミッドレーナーといえるだろう

今のFnaticが勝ち抜くためには、いかにCapsを中心としてゲームを作れるかが重要である。

注目選手:Rekkles

え、Capsじゃないのか、という感じだけど、上で大体書いたので

2016年以降、Rekklesの負担が増えたように見えるFnaticだったが、今年はCapsのパフォーマンスが非常によく、のびのびとプレイできるのではないのだろうか、期待しましょう。

2nd Seed:Team Vitality

Top:Cabochard
Jungle:Kikis
Mid:Jiizuke
ADC:Attila
Support:Jactroll

EUではそこそこ名の知られたチームであれ、知らない人がほとんどだろう。

俺も正直よくわからん、ミッドジャングルで作るチームであることは確か。

注目選手:Jiizuke

期待の新星、おっさんみたいな風貌だが、EUデビューは今年。

次の大物は彼だといわれているし、ゴールドを持ったときの、彼の影響力の大きさは凄まじいものがある。

3rd Seed:G2 Esports

Top:Wunder
Jungle:Jankos
Mid:Perkz
ADC:Hijarnan
Support:Wadid

去年まで4連覇を達成したが、マネーパワーによりMidのPerkz以外全員放出、それでもEUでは(ADCを除き)トップクラスの選手を集めたものの、力及ばず春は2位、夏もパッとせず、プレイオフはADCが重たすぎて進出が絶望視されていたが、Botハイマーの力でごまかすことに成功し、なんとか3rd Seedでの進出を決めた。

注目選手:Wunder

Perkzは勿論のことなのだが、ADCが重たい以上、Topレーンからのキャリーも勝ち筋の1つとしてある程度は求められると思う。

あまり有名ではないが、キャリータイプのプレイヤーで、EUの中ではトップクラスの実力を持っています。

NA(北アメリカ)

1st Seed:Team Liquid

Top:Impact
Jungle:Xmithie
Mid:Pobelter
ADC:Doublelift
Support:Olleh

長い間4位呪いに苦しみ、去年は1部に残れるかも怪しかったが、マネーパワーでNA屈指のベテランプレイヤーを集めることに成功、春に初優勝を果たし、夏も1位抜け、プレイオフもC9を3-0で破り、文句なしの初出場を果たした。

NAにしては珍しくスローしないチーム、基本的にBotから作るチームだが、どこからでも作れるだけの実力はある

注目選手:Pobelter

MSIでは、Doubleliftが活躍する一方で、彼自身は各国のミッドレーナーに圧倒されるシーンが目立ってしまった、ワールドクラスのチームを相手にするあれば、ミッドから崩されないことは最低条件である

2nd Seed:100 Thieves

Top:Ssumday
Jungle:AnDa
Mid:Ryu
ADC:Cody Sun/Rikara
Support:aphromoo

今年結成された新チームだが、メンバーとしては有名な選手が多い。

春はどこからでもゲームを作れたが、夏に関してはSsumdayがキャリーする試合が以前より増えたように見える。

PlayoffではCody Sunのお粗末なプレイが目立ち、TSMに負けて4位だったものの、Championship Pointでなんとか2位抜けを果たした。

正直なところ、Cloud9のほうが強いぐらいで、過去最弱の2位チームであることは間違いないです。

注目選手:Cody Sun

NA国内とは違い、Ssumday頼みで勝てるほど甘くはなく、きちんと試合を勝ちきるためには、彼がイキリ前フラッシュをしないことが重要である。悪い選手ではないのだが…

3rd Seed:Cloud9

Top:Licorice
Jungle:Blaber/Svenskeren
Mid:Jensen/Goledenglue/GOLDENGOD
ADC:Sneaky
Support:Zeyzal

長らくNAで永遠の2番手として君臨し続けたCloud9、しかし、今年の夏は、Jensenの突然の発言で衝撃の幕を上げる。

「Benched XD」

なんと、C9の核といってよかったJensen、Sneaky、SmoothieをCS(2部チーム)へ送り、なんとGoldenglue、Keith(バカにしてるとかではなく、顔が面白い)、Zeyzalを夏のスターターとして起用した、理由はJensenたちが、練習試合での敗北をあまり真剣に受け止めず、向上心が見られなかったから、らしい。

結局、そのロースター変更はうまく行かず、結局Jensenを復帰させたりなど試行錯誤を繰り返し、たどり着いた結論が、謎のジャングラー、当時アカデミーにいたBlaberだった。

Svenskerenの代わりとして出場した彼だが、なんと彼がスタメンの時の勝率、脅威の9割(9勝1敗)、最下位から2位へのミラクルランの立役者となり、Rookie of the Splitも獲得した。

Playoffでは不安定なパフォーマンスで、その煽りを受けてJensenも下げられてしまった(今のC9は、基本的にBlaber/JensenとSvenskeren/Goldenglueという組み合わせである)が、GoldenGODの活躍で、久々にTSMを破り決勝進出、決勝では完全にTLに抑え込まれてしまうも、いつものごとくGauntletでTSMを3-0で圧倒、4年連続で3rd Seedでの進出、チームとしては結成以来、ずっとWCS進出を逃していない。

何かと毎年の土壇場での力は目を見張るものがある。

毎年の謎の集団戦の強さに加え、ついに序盤からゲームを動かして、勝つことを覚えたが、相変わらずよくわからないスローもする、腐ってもNA。一応例年に比べればマクロの面ではかなり改善されているとは思います。

RIP TSM

注目選手:Jensen

かつては永久BANを食らい、競技シーズン復帰後も、高い実力を持ちながら好不調の波が激しかったが、今年の夏は、非常に安定したパフォーマンスを発揮、Gauntletでは宿敵Bjergsenを完璧に押さえ込み、本人としては、初の悲願であった打倒TSMを果たした。(PlayoffはGoldenGODが活躍したので厳密にはJensenではない、まぁ下げられたのはBlaberがあんまりよくなかったからだけど)

今大会も、トップクラスのミッドレーナーとして、チームの中心として、素晴らしいプレイを見せてくれると信じています。

ちなみに僕はJensenファンボーイです。

Blaberでもよかったんだけど、めちゃくちゃアグレッシブで、ラッパーみたいな謎のジャングラー以外書くことがない。

台湾

FWしか知らないので、FWだけ

1st Seed:Flash Wolves

Top:MMD/Hanabi
Jungle:Moojin
Mid:Maple
ADC:Betty
Support:SwordArT

いつもの、台湾最強のチーム、今年のRiftrivalsでもRNGやKZ相手に勝利を収めた。

核であったKarsaが抜けて、どうなるかと思ったが、以前に比べて中盤以降の動きが改善され、ADCのBettyが本来のパフォーマンスを発揮できるようになったのが大きいと思う。

注目選手:SwrodArT

世界屈指の名サポート、前回のWCSはメタに恵まれていなかったが、本来はアリスターなどで序盤からロームして試合を壊していくプレイヤーである、そのプレイが今年は見られることだろう。

あとがき

ファンボチームは長くなった、よくわからんチームとか特に書くことがないチームは短くなってしまった

まずは、プレイイン、5大リーグのチームが蹂躙するのか、WCチームが躍進するのか、楽しみしましょう。