2020年12月30日水曜日

2021 LoL 世界の注目チーム

LCK

DAMWON KIA

トップ Khan/Casy
ジャングル Canyon
ミッド Showmaker
ボット Ghost
サポート BeryL

2020年WCS優勝チーム。

トップのNuguriがFPXに移籍し、DaenyとZefaという優勝の原動力となったコーチもT1に移籍、代わりにそのFPXからKhanが移籍し、名コーチとして知られるkkOmaがLCKに帰ってきた。Khanは以前と比べると衰えたという評価が一定であり、間違いなくベストトップだったNuguriの代わりが務まるのか、と不安視されているが、少なくても年末に行われたKeSPA Cupでは、以前のように単独でハードキャリーする姿はないにせよ、チームを下支えするベテランとして存在感を発揮しているように思える。

他の4つのロールは2020年と変わらず、相変わらずの最強チーム候補。

T1

トップ Canna/Zeus
ジャングル Cuzz/Ellim/Oner
ミッド Faker/Clozer
ボット Teddy/Gumayusi
サポート Keria

春は優勝したものの、夏はこれといったメンバーが定まらず、WCS進出を逃してしまった。DRXからKeria、DWGからDaenyとZefaという超有能コーチを引っ張ってきたが、2021年もKeria以外絶対的なレギュラーが見当たらないといっていいだろう。

しかし、Zeus,Oner,Clozer,Gumayusi,KeriaといったLCKでも屈指の有望株を抱えており、非常に将来性といった面で期待の持てるチームである。さっきの行で素晴らしいトップレーナーであるCannaをレギュラーとしなかったのは、Zeusの評価が非常に高いらしいため。

やはり鍵は最も今年苦しんだジャングラーを固定できるか、だと思う。

その他

Gen.G,HLE

LPL

Top Esports

トップ 369
ジャングル Karsa
ミッド Knight
ボット Jackeylove/Photic
サポート Zhuo/yuyanjia

2020WCSの優勝チーム候補だったが、369の浮き沈みの激しさ、IG時代にも増してゲームを投げるようになってしまったJackeyLove、試合中存在していないに等しいyuyanjiaといったメンバーの不調によってベスト4に終わってしまった。

フロントもファンと同じ気持ちだったのか、最も穴だったサポートを補強するためにWEのAcademyチームから有望株であるZhuoを獲得し、B/Pがよくないと言われていたヘッドコーチのCrescentの代わりにFPXからWarHorseを獲得した。

年末に行われたDemacia Cupでは、中盤以降の圧倒的な力を見せ優勝したが、一つ懸念なのが今年明らかになったTESの弱点であるチーム全体のフィジカルで上回れないチームに対しては中盤以降ゴリ押しができず、また序盤のスノーボールが他のトップクラスのチームに比べて得意ではない、という点が改善されているか不明であるということ。

もっとも、現在のTESより明確にフィジカルで優れたチームは存在しないと言っていいため、改善点はあるにせよ相変わらずの優勝候補だと思う。

FunPlus Phoenix

トップ Nuguri
ジャングル Tian
ミッド Doinb
ボット Lwx/Prince
サポート Crisp

2019WCS優勝チーム。Khanを獲得し最強チームではないかと言われたが、Doinb以外の不振が目立ち、WCS進出を逃してしまった。

結局Khan,Gimgoonを放出し、Nuguriを獲得した。Nuguriは去年も獲得寸前までいったらしく、1年越しに念願が叶ったといえる。

Demacia Cupを見て気になった点はLwxのポジショニングの悪さという致命的な欠点が改善されていないこと。チームもこれを重く見たのかLCKの有望株であるPrinceを獲得した。最もNuguriがコロナの関係で出場できていなかったため、この大会でこのチームを真価を測ることはできなかった。

余談ではあるが、もしPrinceがスタメンで出るとなると、3KRとなる。これに対して中国内の世論はかなり否定的らしい…

その他

SN,JDG,IG,EDG,BLG,WE,V5

LEC

G2 Esports

トップ Wunder
ジャングル Jankos
ミッド Caps
ボット Rekkles
サポート Mikyx

LEC歴代最強チームであるG2だったが、今年は去年と比べると不安定な姿が見え、CapsとMikyxは相変わらずの存在感を見せたが、チームの敗北を防ぐことはできなかった。

今オフはPerkzを放出し、なんとFnaticからRekklesを獲得した。Rekklesは今年非常にメタに合っており、安定感のあるユーティリティADCとして、あのTES相手に勝利寸前までチームをキャリーしていた。

このチーム最大の問題は年齢。特にジャングルのJankosは今年の夏以降、明らかに力が落ちた姿を見せている。Caps以外のメンバーも決して若いとは言えず、もしかすると来年がWCS優勝のラストチャンスとなる可能性が高い。いくらCapsが上手いといえど、いまのLoLでミッド1人でキャリーするのも限界がある。

その他

FNC,RGE,MAD,S04

LCS

Team Liquid

トップ Alphari
ジャングル Santorin
ミッド Jensen
ボット Tactical
サポート CoreJJ

チームの明確な穴であったImpactとBroxahを放出し、LECベストトップのAlphariとNAジャングラーとしてはBlaberについで優れているSantorinを獲得した。

単純に2020年と比べてグレードアップであり、惜しくもベスト8を逃すという結果を見ると、念願のWCSノックアウトステージ出場も全く夢物語ではないように思える。

大きな懸念はまずミッドのJensen。2019年以降年齢の問題かレーン戦の強さがなくなるなど明らかな衰えが見えること。次にCoreJJ。ずっとチームをキャリーしているスーパープレイヤーだが、Jensen同様やはり年齢の問題があると思う。

そして何よりコーチ。AlphariとSantorinを獲得した以上、選手のプールにB/Pの問題を押し付ける事はできないと思う。勝ち筋としてもJensenかCoreJJがキャリーする以外何もなかったチームだが果たして…

Cloud9

トップ Fudge
ジャングル Blaber
ミッド Perkz
ボット Zven
サポート Vulcan

2020年春はアナザーレベルといえる圧倒的な強さを見せたが、残念なことにMSIが中止になり、夏は中盤以降メタにうまく適応できずなんとWCS進出まで逃してしまった。

オフにNisqyとLicorice、そしてLCSベストコーチと言われたReaperedが退団、代わりにG2のスタープレイヤーであるPerkzを獲得し、有望株と言われているFudgeがアカデミーチームから昇格した。

鍵となるのはLicoriceを放出してまで昇格させたFudgeがどれほど力を発揮できるのか、新ヘッドコーチであるReingoverがReaperdの代わりを務めることができるのかという点。現状TLのロースターに対抗できるのはC9だけのように思える。

その他

TSM,100T

2021年のLCSは例年と比べ新人が多く、それなりに楽しみである。

2020年9月18日金曜日

2020 WCS チーム紹介しようと思ったが + V3 Esportsというチームについて

2020 WCS チーム紹介しようと思ったが

今日LoL忍者さんにて【LoL】CloudTemplarによるWorlds2020抽選結果に対する考察【長文】という記事がアップされた。

この記事の内容が、俺が書こうと思っていたこととほとんど被っていたかそれを超えたものだったので、何か書く意味がなくなってしまった…

もしこのリンクを踏んでしまった人は上の記事を見て「あぁこういうチームが出てるんだな」と思ってほしい。

V3 Esportsについて

足りない部分があるとすれば、今年のLJL代表チームであるV3についての記述である。

V3の大まかな勝ち筋としては、ジャングルのBugiを中心としたスノーボールがあり、序盤ビハインドを背負っていても、ファイナルの4戦目で見せたような粘り強さもある。

要約すると、LPLに類似したチームである。アクションの多さ、集団戦の上手さなど…

逆に、問題点を挙げるとするとやはりレーンの弱さであろう。

トップのPazもミッドのAceもレーン強者とは決して呼べないようなスタッツをしており、サポートのRainaもレーンからガンガンいくタイプのプレイヤーではない。

つまるところ、序盤のスノーボールがBugiに依存するが、レーナー次第ではBugiが何もできなくなってしまう可能性が国際戦だと考えられるということである。

逆に言うと、レーナーが上手くやれば、LGD以外はチャンスは有ると思う。あとは国内で見せたような積極的なアクションを国際戦でも見せることができるかというのもポイント。

2020年2月2日日曜日

海外のプロシーンを見るにあたって

こんにちは

LJLがもうすぐ開幕するが、LJLやMSI、Worldを観戦していく中で海外のリーグに興味を持ったかたもおられるだろう。

そこで、今回は海外のリーグを初めて見るにあたって信頼できるサイトや配信を紹介していこうと思う。

なぜこんな記事を書こうと思ったの?

今、LCS(NAのリーグ)ではCloud9というチームが非常に調子がいい。

しかし、これは驚くべきことではない。Dignitasというチームが未だ無敗なのは驚くべきことだが(4ロートル+1有望株でおそらく誰も期待していなかっただろう)、Cloud9はシーズン前から普通にいいロースターだと思っていたからである。

後出しじゃんけんではない、俺は「2020 4大リーグ 注目チームメモ」というものを自分のメモ程度に記事に挙げたが、実はこれ、リーグごとのチームは俺が勝手に強いと思った順で書いている。

NAのところを見てみよう。「TL、C9、EG、TSM、CLG、100、FLY」となっている。

これを見ると、予想とはまぁなんとも儚いというか、当たらないものだなぁと思うが(TL1勝2敗、EG1勝2敗、CLG3敗など、ここで挙げてないDIGは3勝0敗)、ともかく俺はC9はNAで2番目に強いチームであると開幕前に予想していた。

さて、この記事を見てみよう。

俺はこれを見た時、本当に驚いた。確かにCloud9はSvenskeren(去年の夏のMVP)、Sneaky(ベテランADC)、Zeyzal(コールのできるサポート)が抜けた。ただ、その代わりの選手は、Blaber、Zven、Vulcan。別に悪くないし、よくなったまである。

しかし、なぜかRedditの民(本スレのコメントをしている人たち)やコメントの民(この記事にコメントをしている人)の大半は、新生C9をえらく過小評価していた。

その過小評価の理由が、きちんとした根拠の元で述べられたものならわかる。しかし、特に理由もなく、「弱い」だの「BotとNisqyが怪しい」だの「パッとしない」だの「このよく分からない下位チームのことは忘れよう」だの「サポートが新人」だの・・・挙げるとキリがない。

なんで彼らは何も知らないのに知ったようにコメントができるのだろうか・・・弱いと思うならその理由を具体的に述べればいいだけで、それもなく、ただ「弱い」、うーん・・・

おそらくこのコメント欄に背景には、去年のC9のWCSでの失敗と、その後のLicoriceやSneakyのゴタゴタがあるだろう。(ここ参照)

しかし、WCSの失敗とゴタゴタ、これらと新生C9のロースターのよしあしには何の連続性もない。だいいち、C9の核であるLicorice(LCSで一番いいトップ)とNisqy(LCSではいいミッド)とコーチのReapered(LCSで一番いいコーチ)が残留した時点で、急激に弱くなりようがない。もし彼らのうち誰か一人でも抜けた、というのならまだわかるが・・・

新加入の選手にしても、全然悪くない。

ジャングルのBlaberは2018年の夏のC9のミラクルカムバックの功労者で、そのシーズンの新人賞も取っている。個人技はKRソロキューで1000LPに高い勝率で到達するなど特に文句もない。時折ソロキュームーブが見られるのは欠点ではあるものの、前任者のSvenskerenと比べても特に見劣りしない。

ADCのZvenは2019年の春の決勝のやらかし(ここ参照)のせいで、えらく下に見られているが、彼は2017年までEU(ZvenはもともとEU(現LEC)出身の選手)で文句なくBest ADCであり、2019年の夏もTSM(去年までZvenがいたチーム。オーナーがゴリラ)の中でも一番よかったまである。少なくとも前任者のSneakyと比べれば確実にグレードアップだと思う。確かにSneakyはC9のアイコンで、最も有名で人気のある選手ではあったものの、去年に関しては間違いなくチームの弱点の1つだっただろう。

サポートのVulcanは去年Clutch Gaming(去年WCSに出場した、今年からTeam DIgnitasに買収…だっけ?された)で1年間スタメンとして出続けたし、WCSでもチームの中ではいいパフォーマンスを見せていた。なぜか「新人」と言われていたが、正しくは去年まで「新人」であり、前任者のZeyzalと比べて悪くなったわけではない。ショットコールができるかは不明だったが。そもそも「新人」だから下手くそはイコールではない。

この3人+Nisqy+Licorice+有能なコーチ。なんでこれで「弱い」と判断できるのか、本当にわからない。

この記事とコメントだけ読んで、あぁ新生C9は弱いんだろう、と思っている人が出てきてしまうのは本当に悲しいことである。


で、何が言いたかったのかというと、別にこの事柄に限らないが、すくなくとも海外のプロシーンにおいて、信頼できることを書いている人、サイトは本当にごく少数である。LoLのまとめ記事のコメント欄、Twitchなどの配信サイトのコメント欄、Reddit、ここらへんの信頼性は言うまでもない。

かくいうこのブログだってそう、俺の書いていることを信用してくれるかどうかはあなたの判断次第である。

ということで、海外のプロシーンを見るにあたって信頼できるサイトや配信を紹介しよう

Leaguepedia

選手のチーム歴や大会の日程、結果などが一番まとまっているサイト。選手の移籍情報を調べるときも非常に便利。ただ、選手の特徴などにはあまり詳しく書かれていないのが難点。

韓国版Wiki

選手の特徴、経歴、大会の結果などに関して非常に詳しく書かれている超有能サイト。良くも悪くも客観的に書かれており、時折辛辣。特にLCKに関しては右に出るものがない。他のリーグもそうかも・・・

韓国語ばっかりでわからねーよって言われそうだけど、最近のグーグル翻訳はかなり優秀である。よくわからん単語も時々出てくるとは思うが、文脈で推測できるレベルである。ちなみに「ハンタ」はおそらく少数戦や集団戦のことを指す。

各リーグについて調べるときは、検索欄に「LCS」「LEC」「LPL」「LCK」と打ち込めばいい。選手によっては直接入力すれば出てくる。

Game of Legends

各選手の過去のチャンピオンピックや、各指標を見ることができる。

わからない指標については自分で調べるか、後述するEyesさんやRevolさんの配信で質問しましょう。

Revolさんの配信

RevolさんはLJLの解説の人。高頻度で海外のリアルタイムのプロシーンやVOD(過去の試合のこと)の観戦配信を行っている。質問にも気軽に答えてくれます。

Eyesさんの配信


EyesさんはLJLの実況の人。Revolさんほどではないが、時折プロシーンを見ることがある。質問には気軽に答えてくれるが、本人の試合中は控えめにしましょう。

過去のVODやライブなど

Riotgames公式。観戦ミッションもあるので、どんどんログインしてたくさん見ましょう。

過去のVODなど

Youtube版

ライブ配信など

Youtube版。ライブ配信以外にも、海外のキャスターのメタピック分析や、選手のドキュメンタリーなども挙がっている。おもしろいよ。

Onivia

海外のプロシーンのハイライトが一番よくまとまっている。ハイライトだけではわからないことも多いが、時間がなかったりするときに重宝する。コメント欄は見ないほうがいいかも・・・

LJLハイライト

もちろんLJLのハイライトサイトとして非常に有用だが、時々海外の動画の翻訳も挙げてくれる。

ALIENWARE ZONE

海外リーグのチーム概要や、インタビュー記事をよく挙げているサイト。

InvenGlobal

海外の選手のインタビューなどが随時更新されている。

海外のチームのYoutubeチャンネル

選手に関するドキュメンタリーや配信のまとめなど。このリンクはTeam Liquidのもの。

日本だとDFMがやってるかな?

海外の選手のTwitter

選手達のいろいろな一面を知ることができるかも。ときどき配信もしているので要チェック。LCSとLECの選手はほとんどTwitterをやっていると思う。このリンクはFakerのもの。

海外のキャスターや翻訳者のTwitter

選手だけでなく、海外のキャスターもおもしろい人たちがたくさんいる。このリンクはLCSのCollar CasterのJattさんのもの。

RevolさんやEyesさんもお忘れなく。

海外のチームのTwitter

チームの写真や動画、選手の配信予定などをよくツイートしている。リンクはT1(Fakerがいるチーム)のもの。


とりあえず、上に挙げた配信やサイト、Twitterをチェックしておけば、楽しい大会観戦生活を送ることができるでしょう。


もちろん、LJLもお忘れなく。

おまけ

もしよければ、この記事の良かったところ、悪かったところをコメント欄に書いてくれるとうれしいかもです。どちらかというと悪かったところを書いてほしいです。

悪かったところというと書きにくいですかね。改善案とかこういう記事あるといいよ~みたいなの待ってます。

2020年1月11日土曜日

2020 4大リーグ 注目チームメモ

LPL:

FPX、IG、JDG、TES、RNG、EDG、VG

LEC:

G2、FNC、OG、S04、RGE

LCK:

APK以外

NA:

TL、C9、EG、TSM、CLG、100、FLY


LCKが特に熱いと思う